真打ち登場
十年に一度のきびしい寒波に襲われた日本列島。
南向き北向きを問わず、窓ガラス全面に結露がはびこっている。
都心は、積雪の恐れはなくなったが、凍結事故や飛行機、電車等のキャンセル、遅延が案じられる。
自然災害に弱いとされる大都市圏だが、ライフラインだけは順調に機能してほしいものである。
今週の23日(月曜日)は、東京広島県人会の新春懇親パーティーに出席した。
会場はセルリンタワー東急ホテルのB2階「ポールルーム」。
会場が午後5時、開宴が6時ということで、同伴者の松竹の中野さんと5時40分に会場入り口で待ち合わせた。
渋谷の街が激変していることは知っていたので、遅れまいと早めに出たのに出口がわからず、10分ほど遅れてしまった。
しかし、中野さんも電車に乗り遅れたとかで、二人が会場に入ったときはすでに宴は始まっていた。
去年はコロナ禍の影響で、開催が4月下旬にずれこみ、人数も大幅に縮小されたが、ことしは予定通り1月に開催された。
昨年よりも参加者が多く、1000人は超えていたかもしれない。
広島にゆかりの各界著名人が数多く出席されて、大盛会だった。
スポーツ関係では、サッカーのサンフレッチェ広島、バスケットの広島ドラゴンフライズ、女子硬式野球のはつかいちサンブレイズの関係者、選手が登壇したが、とりわけ人気が高く、拍手が多かったのはやっぱり、広島カープだった。
新井貴浩新監督が元気よく決意と抱負を述べれば、カープOBの山本浩二さん、小早川毅彦さんが新監督にハッパをかけていた。健康が心配された山本さんもお元気そうなのは何よりだった。
今回の宴で会場が一番沸き上がったのは、岸田総理の登壇であった。まさに真打ち登場である。
公式の場では、揚げ足をとられないよう慎重の上にも慎重な語り口の総理も、この日だけは身内の集いとあってか、ワールドカップでの日本の活躍や、カープへの期待、G7サミット(5月に広島で開催)に向けての決意を、力強く、弁舌さわやかに語られた。
私は事前に、総理がことしは来られることを聞かされていたので、吉本扇子をお持ちいただいているよしみもあって、一言でもご挨拶できないかと思っていたが、とんでもなかった。
壇上から降りられる前から、すごい人だかりで、近づくことさえできなかった。
世論調査によると、内閣支持率は低空飛行を続け、マスコミ受けも必ずしも良くないようだが、G7が広島で開催されるとあっては、県民一丸となって応援せねばなるまい。
それが郷土愛というものであり、ことしの新春懇親パーティーの開催意義でもあろう。
もとより、郷土愛よりも、日本国愛だろうという声が聞こえてきそうだが、人間は最も身近な人との絆が命綱である。
血肉を分けた家族、肉親縁者、知己友人の存在に勝る活力源はない。
宰相といえども、人の子である。
この夜は、松竹の中野さんに、ホノルル広島県人会会長のウェイン・ミヤオさんご夫妻を紹介してもらった。
ご夫妻は大の歌舞伎ファンで、中野さんとはご昵懇ということだった。
ハワイでの個展がいちだんと身近になったようで、ことしこそなんとか実現したいものである。
2023/01/25 14:02 | COMMENT(0) | TRACKBACK(0)
コメント
コメントの投稿
トラックバック
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)