中秋の名月
いま、発売中の『パンプキン』(9月号)に、
“中秋の名月”というタイトルで、
私の花扇画『月の香』が紹介されています。
『パンプキン』9月号より
一般的に、美術雑誌では、
絵画作品を紹介するときは、
ノートリミングの「真俯瞰の全図」が常識ですが、
この構成写真を見たとき、
私は、自分の美意識に近いものを感じました。
私自身、自らの絵を「花扇画」と名付けているように、
画材にとらわれることなく、技法にこだわることなく、
好き勝手に描くことが、
絵画の「本義」だと思っています.
展示についても、
壁面を利用するだけでなく、
リビングボードやサイドボードの上に立てかけたり、
飾り台に据えて、和室の畳目線で楽しんだりと、
もっと創意工夫があってしかるべきと考えています。
今回の写真は、
カメラマンと編集者の、コラボレーションというべきもので、
アングルや色面構成を通して、
イメージ広告風に、季節の情趣を引き出そうとする創意が感じられ、
自分の作品のことながら、すがすがしい気分になりました。
月の香 27・6×60㎝
2012/08/29 07:35 | COMMENT(0) | TRACKBACK(0)
コメント
コメントの投稿
トラックバック
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)